匂いが分からない私の話。

先天性嗅覚障害の私の話です。のんびり更新します

病院へ行ってみようと思ったきっかけ

 

私は自分が先天性嗅覚障害なんだとハッキリわかったのは20代になってからでした。

 

20代になるまで病院へ行かなかったからです。

 

 

 

匂いが分からないということが生活に支障があってものすごく大変というわけでもなかったし、治ることもないだろうという諦めの気持ちもあり、

それまで病院に行くということをしませんでした。

 

なんとなくですが、自分が匂いが分からないということをあまり考えないようにしていた気がします。

現実から目を背けていたのです😔

 

 

 

ですが、SNSで出会ったある女性がきっかけで私も1度病院で診てもらおうと思えたのです。

 

 

 

「匂いが生まれつき分からない人ってどのくらいいるんだろう」

となんとなく思った私はSNSで探してみると、嗅覚障害の人は意外に多く、その時は衝撃的でした。

検索すると、後天的な嗅覚障害の人は多かったのですが、生まれつき匂いが分からないという人はあまりいませんでした...

 

 

 

その中でも気になった女性がいて、その方に

【私も匂いが生まれつき分からない】ということをダイレクトメッセージで話しました。

 

その方はとても優しくて素敵な女性でした。

いきなり送ってしまったメッセージに丁寧に返信してくださって、すごく救われました。

 

 

病院に行って検査をしたというお話を詳しく聞かせてくださり、それを聞いて私も勇気をだして病院へ行こうと思えました。

 

 

その他にも匂いが分からない人あるあるや、カミングアウトのことについてなど、とにかく色々なお話をしました。

 

この時代に生まれてSNSがあってほんとに良かったな〜なんて思います(笑)

 

 

 

今まで自分と同じような人とお話したことがなかったので、

匂いのことについて“共感”できる相手がいるというだけで心がすごく楽になりました。

 

本当に今まで誰にも共感されることがない匂いについて、分かってくれる人がいるというだけでこんなにも気持ちが変わるのだな…と思いました。

 

 

 

 

誰にも話せなかった嗅覚障害の悩みや不安に思っていることなどもその女性には話せたし、いつも的確でポジティブなお返事をくださって

SNSという媒体を通してですが、本当に出会えてよかったなーと今でも思います。

 

 

この方との出会いがきっかけで、私は病院へ行く決意をしました。

 

やはり自分の身体のことなので、検査をしてもらい詳しく知りたいと、今まで目を背けていた現実を見る気になりました。

 

 

 

次回は病院へ行ったお話を書きますね!!!